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気持ちの波を受けとめて
RRC member interview text:Shun Sato 第11クール A+チーム(目標:フルマラソンsub2時間50分)MVP 片山絵さん つくばに風が吹いた つくばマラソンで目標だったサブエガ(2時間48分01秒)を達成できたのは、自分でも驚きでした。7月ごろから暑いのもあって、走る気持ちがまったく上がらなくて、サブ3を狙うこともできないぐらいに走れなくなっていたんです。やる気になったのは、つくばの2カ月ぐらい前でした。「いい加減やらないと」と思い、距離走とか週末にスケジュールを入れて走るようになってからどうにか動き出した感じです。「タイムは別大で」と思っていたので、つくばは気持ちが入っているわけじゃなかった。でも、それが逆に力が抜けて、いい感じで走れたのかもしれないです。 速いジョグへの転換 結果が出たのは、夏頃にこれまでの取り組み方を少し変えたのが大きいかなと思っています。具体的には、ジョグのペースを見直しました。それまではキロ5ぐらいで走っていたのですが、Mぺース(マラソンの平均ペース)にプラス30秒ぐらいの設定にしたんです。そのキッカケになったのは、タムケン練でタムケンと4分15秒ペースの距離走をした時でした。けっこうキツくて、これは速いペースにもう少し心肺を慣らしていかないといけないと思いましたし、その頃、みんなも質の高いジョグとしてけっこう速いジョグを取り入れていたので、自分もやってみようと思ったんです。最初は少しキツかったけど、慣れていくとサブ3のペースがぜんぜんキツくなくなり、4分15秒ペースでの20キロ走もラクに走れました。4分30秒ぐらいだと遅く感じるぐらいで、その流れでつくばに臨むことができたんです。 気持ちの波 僕は、調子というか、気持ちに波があって、一摩(是枝)のように毎回PB出して上へ、上へと上がっていくことができません。プライベートでも結構メンタルが弱いところがあって、性格的にちょっと神経質なんです。トライアスロンやマラソンを長く続けられる人は、結果にとらわれず、失敗してもクヨクヨせず、切り替えがうまいというのをよく聞くんですが、僕は結果を求めてしまうし、集中しているなかで1回失敗してしまうと「もういいや」となり、気持ちが落ちてしまう。完璧主義なところがあるので、途中で崩れると嫌になってしまうんです。本当は、そこで崩れずに積み重ねていくと、もっと伸びると思うんですけど、それができない(苦笑)。逆に何かを達成してもやり切った感で燃え尽きてしまうので、自分ながら面倒だなって思っています(笑)。 ありのままを受け入れる 昨年は、そういう気持ちの浮き沈みとか、自分のモチベーションの作り方とかが見えてきました。走れない時に全然走れなくなったとネガティブになるんじゃなくて、そういう時もあるよねっていうのを受け入れていけばいいのかなと。実際、つくばマラソンでうまく走れたから、今後は焦らずにやって行けばいいと思えるようになりました。 ―なぜ、走るのですか。 僕が走っているのは、ポイント練習で設定をこなせたとか、目標を達成してゴールを切るとか、何かに挑んでやり遂げた達成感、満足感を味わいたいからです。たまにゴールしてタイムを出した達成感よりも、「これで終わった」、「きついことから解放される」という解放感や充実感が大きい時もあります。がんばってきた自分へのご褒美なのかなって思いますが、完全に自己満足の世界ですね(笑)。あと、RETOのメンバーが目標を達成した時の表情を見た時は気持ちが高まりますね。自分ももう少しがんばって、その達成感を味わいたいと思うので、また走る。走ることは単純だけど、自分の動機はいろんなもので構成されているので、だからこそ、走ることを続けられるのかなと思います。
気持ちの波を受けとめて
RRC member interview text:Shun Sato 第11クール A+チーム(目標:フルマラソンsub2時間50分)MVP 片山絵さん つくばに風が吹いた つくばマラソンで目標だったサブエガ(2時間48分01秒)を達成できたのは、自分でも驚きでした。7月ごろから暑いのもあって、走る気持ちがまったく上がらなくて、サブ3を狙うこともできないぐらいに走れなくなっていたんです。やる気になったのは、つくばの2カ月ぐらい前でした。「いい加減やらないと」と思い、距離走とか週末にスケジュールを入れて走るようになってからどうにか動き出した感じです。「タイムは別大で」と思っていたので、つくばは気持ちが入っているわけじゃなかった。でも、それが逆に力が抜けて、いい感じで走れたのかもしれないです。 速いジョグへの転換 結果が出たのは、夏頃にこれまでの取り組み方を少し変えたのが大きいかなと思っています。具体的には、ジョグのペースを見直しました。それまではキロ5ぐらいで走っていたのですが、Mぺース(マラソンの平均ペース)にプラス30秒ぐらいの設定にしたんです。そのキッカケになったのは、タムケン練でタムケンと4分15秒ペースの距離走をした時でした。けっこうキツくて、これは速いペースにもう少し心肺を慣らしていかないといけないと思いましたし、その頃、みんなも質の高いジョグとしてけっこう速いジョグを取り入れていたので、自分もやってみようと思ったんです。最初は少しキツかったけど、慣れていくとサブ3のペースがぜんぜんキツくなくなり、4分15秒ペースでの20キロ走もラクに走れました。4分30秒ぐらいだと遅く感じるぐらいで、その流れでつくばに臨むことができたんです。 気持ちの波 僕は、調子というか、気持ちに波があって、一摩(是枝)のように毎回PB出して上へ、上へと上がっていくことができません。プライベートでも結構メンタルが弱いところがあって、性格的にちょっと神経質なんです。トライアスロンやマラソンを長く続けられる人は、結果にとらわれず、失敗してもクヨクヨせず、切り替えがうまいというのをよく聞くんですが、僕は結果を求めてしまうし、集中しているなかで1回失敗してしまうと「もういいや」となり、気持ちが落ちてしまう。完璧主義なところがあるので、途中で崩れると嫌になってしまうんです。本当は、そこで崩れずに積み重ねていくと、もっと伸びると思うんですけど、それができない(苦笑)。逆に何かを達成してもやり切った感で燃え尽きてしまうので、自分ながら面倒だなって思っています(笑)。 ありのままを受け入れる 昨年は、そういう気持ちの浮き沈みとか、自分のモチベーションの作り方とかが見えてきました。走れない時に全然走れなくなったとネガティブになるんじゃなくて、そういう時もあるよねっていうのを受け入れていけばいいのかなと。実際、つくばマラソンでうまく走れたから、今後は焦らずにやって行けばいいと思えるようになりました。 ―なぜ、走るのですか。 僕が走っているのは、ポイント練習で設定をこなせたとか、目標を達成してゴールを切るとか、何かに挑んでやり遂げた達成感、満足感を味わいたいからです。たまにゴールしてタイムを出した達成感よりも、「これで終わった」、「きついことから解放される」という解放感や充実感が大きい時もあります。がんばってきた自分へのご褒美なのかなって思いますが、完全に自己満足の世界ですね(笑)。あと、RETOのメンバーが目標を達成した時の表情を見た時は気持ちが高まりますね。自分ももう少しがんばって、その達成感を味わいたいと思うので、また走る。走ることは単純だけど、自分の動機はいろんなもので構成されているので、だからこそ、走ることを続けられるのかなと思います。

RETO RUNNING CLUBでは第13クールのメンバーを募集します
RETOが主宰するRETO RUNNING CLUBでは、発足4年目の活動スタートとなる第13クール(2025年5月から2025年7月)のメンバーを募集します。 クラブのコンセプトは「 FASTER BUT MORE \#速さの奥へ 」。 RETO RUNNNING CLUBには、他のランニングコミュニティ、あるいは即席のランニングイベントとは一線を画すコミットメントとロイヤリティがあります。それを支えているのは、クラブのメンバーは「目標を掲げて走る」という譲れない信念とともに、今の自分より「もっと速く走りたい」というランナーに共通した欲です。ただし、 目標に挑戦することは走るための手段であり、挑戦することで得られる豊かさを同時に求めることを最も大切にしています。 目標に向かって走る姿が仲間との強い繋がりをつくると信じているからこそ、コミュニティではなく「クラブ」という言葉にこだわりを持ち、トレーニングやナレッジ、モチベーションの共有を高いレベルで追求しています。ランナーが目標を掲げ、今の自分が到達できるベストに挑み続けることは、人生を豊かにし、そしてまたその姿に励まされるランナーを生むと考えています。 クラブの理念に共感し、メンバーと共に目標に挑戦することで、さらに充実したライフスタイルを送りたい方のご応募をお待ちしています。 ■申込みリンク https://forms.gle/xe1QtS7NW1ogBf7U6 ■第13クールスケジュール ☆公式練習会 5月12日(月) 5月26日(月) 6月9日(月) 6月23日(月) 7月7日(月) 7月28日(月) ※練習時間は、19時30分~21時頃を予定 ※練習場所は、基本的に皇居(二重橋周辺)で行います ☆合宿 6月14日(土)〜15日(日) ※参加する場合、費用は別途お支払い頂きます。...
RETO RUNNING CLUBでは第13クールのメンバーを募集します
RETOが主宰するRETO RUNNING CLUBでは、発足4年目の活動スタートとなる第13クール(2025年5月から2025年7月)のメンバーを募集します。 クラブのコンセプトは「 FASTER BUT MORE \#速さの奥へ 」。 RETO RUNNNING CLUBには、他のランニングコミュニティ、あるいは即席のランニングイベントとは一線を画すコミットメントとロイヤリティがあります。それを支えているのは、クラブのメンバーは「目標を掲げて走る」という譲れない信念とともに、今の自分より「もっと速く走りたい」というランナーに共通した欲です。ただし、 目標に挑戦することは走るための手段であり、挑戦することで得られる豊かさを同時に求めることを最も大切にしています。 目標に向かって走る姿が仲間との強い繋がりをつくると信じているからこそ、コミュニティではなく「クラブ」という言葉にこだわりを持ち、トレーニングやナレッジ、モチベーションの共有を高いレベルで追求しています。ランナーが目標を掲げ、今の自分が到達できるベストに挑み続けることは、人生を豊かにし、そしてまたその姿に励まされるランナーを生むと考えています。 クラブの理念に共感し、メンバーと共に目標に挑戦することで、さらに充実したライフスタイルを送りたい方のご応募をお待ちしています。 ■申込みリンク https://forms.gle/xe1QtS7NW1ogBf7U6 ■第13クールスケジュール ☆公式練習会 5月12日(月) 5月26日(月) 6月9日(月) 6月23日(月) 7月7日(月) 7月28日(月) ※練習時間は、19時30分~21時頃を予定 ※練習場所は、基本的に皇居(二重橋周辺)で行います ☆合宿 6月14日(土)〜15日(日) ※参加する場合、費用は別途お支払い頂きます。...

RETO TRAIL CLUBが発足!第1クールのメンバーを募集します
RETOではこの度、トレイルランニングで目標達成を目指すランナーを対象とした「RETO TRAIL CLUB」を発足します。トレイルランニングも含めた月に3回の練習会に加え、不定期開催予定のオンラインセッションや、チームとしてのトレイルレースへの参加、合宿なども予定しています。 チームのファウンダー兼メインコーチを務めるのはRETO RUNNING CLUBでもコーチを務め、トレイルランニング日本代表としても活躍する田村健人。更には、同じくトレイルランニングの日本代表である川崎雄哉選手、高村貴子選手をゲストコーチとして迎えました。現役の日本代表である3名のコーチ陣が、アスリートとしての挑戦を続けながら、メンバーの目標達成も全力でサポートしていきます。※川崎選手、高村選手の参加は不定期となります 以下の応募要項をご確認のうえ、RETO TRAIL CLUBで共に目標達成を目指したい方のご応募をお待ちしております。 田村健人 / Founder 1994年、鳥取県生まれ。青山学院大学陸上部出身。学生時代は全日本大学駅伝のメンバー入りや、関東インカレにチーム代表として出場するなど、ロード競技で活躍。 2022年より本格的にトレイルランニングに転向。初年度から奥信濃100(50km)で優勝するなど頭角を現し、2023年には国内屈指のビッグレース ULTRA-TRAIL Mt. FUJI -KAI で優勝。以降、トレイルランナーとして活動をスタートし、国内外のレースを舞台に更なる飛躍を目指している。 主な戦績 2022年 奥信濃100(50km) -優勝 2023年 ULTRA-TRAIL Mt. FUJI -KAI -優勝 2023年 GOLDEN TRAIL...
RETO TRAIL CLUBが発足!第1クールのメンバーを募集します
RETOではこの度、トレイルランニングで目標達成を目指すランナーを対象とした「RETO TRAIL CLUB」を発足します。トレイルランニングも含めた月に3回の練習会に加え、不定期開催予定のオンラインセッションや、チームとしてのトレイルレースへの参加、合宿なども予定しています。 チームのファウンダー兼メインコーチを務めるのはRETO RUNNING CLUBでもコーチを務め、トレイルランニング日本代表としても活躍する田村健人。更には、同じくトレイルランニングの日本代表である川崎雄哉選手、高村貴子選手をゲストコーチとして迎えました。現役の日本代表である3名のコーチ陣が、アスリートとしての挑戦を続けながら、メンバーの目標達成も全力でサポートしていきます。※川崎選手、高村選手の参加は不定期となります 以下の応募要項をご確認のうえ、RETO TRAIL CLUBで共に目標達成を目指したい方のご応募をお待ちしております。 田村健人 / Founder 1994年、鳥取県生まれ。青山学院大学陸上部出身。学生時代は全日本大学駅伝のメンバー入りや、関東インカレにチーム代表として出場するなど、ロード競技で活躍。 2022年より本格的にトレイルランニングに転向。初年度から奥信濃100(50km)で優勝するなど頭角を現し、2023年には国内屈指のビッグレース ULTRA-TRAIL Mt. FUJI -KAI で優勝。以降、トレイルランナーとして活動をスタートし、国内外のレースを舞台に更なる飛躍を目指している。 主な戦績 2022年 奥信濃100(50km) -優勝 2023年 ULTRA-TRAIL Mt. FUJI -KAI -優勝 2023年 GOLDEN TRAIL...

怖さを克服した先に成長が見えた
RRC member interview text:Shun Sato 第11クール B+チーム(目標:フルマラソンsub3時間20分)MVP 山本直哉さん 練習で得た自信 昨年3月の板橋シティマラソンで出したタイム(3時間31分55秒)をつくばで更新(3時間11分48秒)することができたのは、スピードに対する怖さを払拭できたこと、それによる心理的な余裕ができたことが大きかったと思います。板橋の頃は、いつもキロ5分前後で走っていました。RETOに入ってからは練習会で4分台で走ることが増え、自分には速いなって思っていたんです。でも、6月のRETOの菅平合宿でクロカンを走った時、4分30秒ぐらいのペースでこなすことができました。その時、走れるようになったという手応えを得たことが、自分の中ですごく大きかったですね。 つくばに活きた水戸の経験 水戸漫遊のレース経験もプラスに働きました。水戸の時は、レースの5時間ぐらい前に朝食を食べたんです。その後、何も食べずにレースに出たらエネルギー切れで、途中からお腹が空いて、汗をかいたのもあって足が攣ってどうにもならなかったんです。「これじゃダメだ」と思い、つくばの時は3時間前に食事を摂り、ジェル6,7個、スポーツ羊羹を持って走りました。15キロで「調子いいな」と感じて、そのままラストまでいけたのですが、正直なところ出来すぎだなというレースでした。 仲間からの刺激 ポジティブな気持ちで走れたのは、RETOでの経験が大きいです。それまでインターバルとかやったことがなかったのですが、みんなとはぁはぁ言いながら高いレベルで走り終えると、その成功体験が重なって自信になりました。また、同じチームのメンバーがサブ3.5を達成すると自分もできるんじゃないか、と刺激になったのも大きいですね。 夜に走る理由 普段の練習は、仕事終わりの夜に走っています。RETOのメンバーは朝、走る人が多いですが、自分は営業職なので朝走って脚が重たくなるのが嫌ですし、がっつり走ると眠くなるんです(苦笑)。夜は、仕事が終わって頭の中がけっこうごちゃごちゃしている中、走ることですっきりさせて終われるので自分に合っているのかなと思います。 RETOで人生で変わった RETOでは、親ケン(親松健太)さんと競い合っています。ほぼ同世代ですし、同じぐらいのタイムなので、刺激をもらっています。ともに“2代目・成長期おじさん”を目指しつつ、次のマラソンで勝った方がご飯を驕るみたいなことをしています。他にも猪年のメンバーで4世代集まって食事をしたり、サッカーや競馬に行ったり、ランニングラブの域を超えた活動が多くて、本当に楽しいです。自分の人生の中にここまでランニングが入ってくるとまったく思っていなかったので、そういう意味でもRETOに入って人生が変わったなぁと思います。 ―なぜ、走るのですか。 自分に負けたくないからです。何事も諦めることは簡単ですけど、そこで踏ん張って、我慢してやりとげることに意義や価値があると思うんです。それに一度、諦めてしまうと負け癖みたいのが付いてしまうと思うので、今日はこのくらい走ろうと一度決めたら、自分との約束を裏切りたくないので走ります。それが積み重なって自分という人間が出来ていくんだと思います。本来は、コツコツ積み重ねていくのが得意ではなく、中高の頃も夏休みの宿題とか最後の2日間でやるタイプでした。でも、ランニングだけは違いました。どっぷりハマって、コツコツと積み重ねることができています(笑)。
怖さを克服した先に成長が見えた
RRC member interview text:Shun Sato 第11クール B+チーム(目標:フルマラソンsub3時間20分)MVP 山本直哉さん 練習で得た自信 昨年3月の板橋シティマラソンで出したタイム(3時間31分55秒)をつくばで更新(3時間11分48秒)することができたのは、スピードに対する怖さを払拭できたこと、それによる心理的な余裕ができたことが大きかったと思います。板橋の頃は、いつもキロ5分前後で走っていました。RETOに入ってからは練習会で4分台で走ることが増え、自分には速いなって思っていたんです。でも、6月のRETOの菅平合宿でクロカンを走った時、4分30秒ぐらいのペースでこなすことができました。その時、走れるようになったという手応えを得たことが、自分の中ですごく大きかったですね。 つくばに活きた水戸の経験 水戸漫遊のレース経験もプラスに働きました。水戸の時は、レースの5時間ぐらい前に朝食を食べたんです。その後、何も食べずにレースに出たらエネルギー切れで、途中からお腹が空いて、汗をかいたのもあって足が攣ってどうにもならなかったんです。「これじゃダメだ」と思い、つくばの時は3時間前に食事を摂り、ジェル6,7個、スポーツ羊羹を持って走りました。15キロで「調子いいな」と感じて、そのままラストまでいけたのですが、正直なところ出来すぎだなというレースでした。 仲間からの刺激 ポジティブな気持ちで走れたのは、RETOでの経験が大きいです。それまでインターバルとかやったことがなかったのですが、みんなとはぁはぁ言いながら高いレベルで走り終えると、その成功体験が重なって自信になりました。また、同じチームのメンバーがサブ3.5を達成すると自分もできるんじゃないか、と刺激になったのも大きいですね。 夜に走る理由 普段の練習は、仕事終わりの夜に走っています。RETOのメンバーは朝、走る人が多いですが、自分は営業職なので朝走って脚が重たくなるのが嫌ですし、がっつり走ると眠くなるんです(苦笑)。夜は、仕事が終わって頭の中がけっこうごちゃごちゃしている中、走ることですっきりさせて終われるので自分に合っているのかなと思います。 RETOで人生で変わった RETOでは、親ケン(親松健太)さんと競い合っています。ほぼ同世代ですし、同じぐらいのタイムなので、刺激をもらっています。ともに“2代目・成長期おじさん”を目指しつつ、次のマラソンで勝った方がご飯を驕るみたいなことをしています。他にも猪年のメンバーで4世代集まって食事をしたり、サッカーや競馬に行ったり、ランニングラブの域を超えた活動が多くて、本当に楽しいです。自分の人生の中にここまでランニングが入ってくるとまったく思っていなかったので、そういう意味でもRETOに入って人生が変わったなぁと思います。 ―なぜ、走るのですか。 自分に負けたくないからです。何事も諦めることは簡単ですけど、そこで踏ん張って、我慢してやりとげることに意義や価値があると思うんです。それに一度、諦めてしまうと負け癖みたいのが付いてしまうと思うので、今日はこのくらい走ろうと一度決めたら、自分との約束を裏切りたくないので走ります。それが積み重なって自分という人間が出来ていくんだと思います。本来は、コツコツ積み重ねていくのが得意ではなく、中高の頃も夏休みの宿題とか最後の2日間でやるタイプでした。でも、ランニングだけは違いました。どっぷりハマって、コツコツと積み重ねることができています(笑)。

RETO RUNNING CLUBでは第12クールのメンバーを募集します
RETOが主宰するRETO RUNNING CLUBでは、第12クール(2025年2月〜2025年4月)のメンバーを募集します。 クラブのコンセプトは「 FASTER BUT MORE #速さの奥へ 」。 RETO RUNNNING CLUBには、他のランニングコミュニティ、あるいは即席のランニングイベントとは一線を画すコミットメントとロイヤリティがあります。それを支えているのは、クラブのメンバーは目標を掲げて走るという譲れない信念とともに、今の自分より「もっと速く走りたい」というランナーに共通した欲です。ただし、 目標に挑戦することは走るための手段であり、挑戦することで得られる豊かさを同時に求めることを最も大切にしています。 目標に向かって走る姿が仲間との強い繋がりをつくると信じているからこそ、コミュニティではなく「クラブ」という言葉にこだわりを持ち、トレーニングやナレッジ、モチベーションの共有を高いレベルで追求しています。ランナーが目標を掲げ、今の自分が到達できるベストに挑み続けることは、人生を豊かにし、そしてまたその姿に励まされるランナーを生むと考えています。 クラブの理念に共感し、メンバーと共に目標に挑戦することで、さらに充実したライフスタイルを送りたい方のご応募をお待ちしています。 【申込フォーム】https://forms.gle/2sdmgpaUCCoMkDin7 【概要】募集クラス:A+:sub2:50/A1:sub3:00/A2:sub3:10/B+:sub3:20/B:sub3:30/C+:sub3:45/C:sub4:00 参加費用:¥27,000(税込)※第12クール期間(2025年2月~2025年4月)分応募期間:2025年2月1日(土)迄 選考結果:応募締切後、コーチによるセレクションを行い、事務局より選考結果を連絡します。(2025年2月3日頃に連絡予定) 【第12クールご案内】★公式練習会2月6日(木)2月17日(月)3月6日(木)3月17日(月)3月31日(月)4月14日(月) ※練習場所は基本的には皇居(二重橋周辺)です。 ★個別練習会2月15日(土)2月20日(木)3月22日(土)3月27日(木)4月12日(土)4月17日(木) ※参加される場合は別途費用(2,000円)がかかります ★イベント4月29日(火・祝) ◎お問い合わせRRC運営事務局 / info@reto-sports.jp
RETO RUNNING CLUBでは第12クールのメンバーを募集します
RETOが主宰するRETO RUNNING CLUBでは、第12クール(2025年2月〜2025年4月)のメンバーを募集します。 クラブのコンセプトは「 FASTER BUT MORE #速さの奥へ 」。 RETO RUNNNING CLUBには、他のランニングコミュニティ、あるいは即席のランニングイベントとは一線を画すコミットメントとロイヤリティがあります。それを支えているのは、クラブのメンバーは目標を掲げて走るという譲れない信念とともに、今の自分より「もっと速く走りたい」というランナーに共通した欲です。ただし、 目標に挑戦することは走るための手段であり、挑戦することで得られる豊かさを同時に求めることを最も大切にしています。 目標に向かって走る姿が仲間との強い繋がりをつくると信じているからこそ、コミュニティではなく「クラブ」という言葉にこだわりを持ち、トレーニングやナレッジ、モチベーションの共有を高いレベルで追求しています。ランナーが目標を掲げ、今の自分が到達できるベストに挑み続けることは、人生を豊かにし、そしてまたその姿に励まされるランナーを生むと考えています。 クラブの理念に共感し、メンバーと共に目標に挑戦することで、さらに充実したライフスタイルを送りたい方のご応募をお待ちしています。 【申込フォーム】https://forms.gle/2sdmgpaUCCoMkDin7 【概要】募集クラス:A+:sub2:50/A1:sub3:00/A2:sub3:10/B+:sub3:20/B:sub3:30/C+:sub3:45/C:sub4:00 参加費用:¥27,000(税込)※第12クール期間(2025年2月~2025年4月)分応募期間:2025年2月1日(土)迄 選考結果:応募締切後、コーチによるセレクションを行い、事務局より選考結果を連絡します。(2025年2月3日頃に連絡予定) 【第12クールご案内】★公式練習会2月6日(木)2月17日(月)3月6日(木)3月17日(月)3月31日(月)4月14日(月) ※練習場所は基本的には皇居(二重橋周辺)です。 ★個別練習会2月15日(土)2月20日(木)3月22日(土)3月27日(木)4月12日(土)4月17日(木) ※参加される場合は別途費用(2,000円)がかかります ★イベント4月29日(火・祝) ◎お問い合わせRRC運営事務局 / info@reto-sports.jp

ワールドマラソンメジャーズ6大会走破が目標
RRC member interview text:Shun Sato 第10クール Cチーム(目標:フルマラソンsub4時間00分)MVP YURIさん コロナ禍でのスタート 私が走り始めたのは、コロナ禍で在宅勤務になったのがキッカケです。 運動不足を感じていたのでジムに行くようになり、最初は筋トレをしていたんですけど、トレーナーさんに「ジムに来ない時は有酸素運動をした方がいいよ」といわれて、ランニングを始めました。 ホノルルマラソンの衝撃 最初は、5キロを30-40分ぐらいかけて走っていたのですが、徐々に楽しくなって、それをトレーナーさんに伝えたら「マラソンに出てみたら」と言われて。その時、初フルはホノルルと決めました。制限時間がないですし、しかも大好きなハワイだったからです。ただ、その年はコロナ禍の余波で行けなくて、翌22年にホノルルマラソンを走りました。スタート地点でアメリカ国歌を黒人女性が赤ペラで歌ってすごく盛り上がって鳥肌が立ちました。海外のあのテンションのレースを経験したので、それから海外レースにまた行きたいと思うようになりました。運よく当選し、その3か月後に東京マラソンを走る事ができ、ワールドマラソンメジャーズの存在を知り、いつか6大メジャーを制覇したいと思うようになりました。ベルリン、ロンドン、ニューヨークには出たので、あとはシカゴとボストンを走り、ワールドマラソンメジャーズの6大会を走破するのが今の目標です。 ベルリンで壁を越える ベルリンはレース当日、15度ぐらいでとても良いコンディションでしたが、夏の間の練習の内容から、とてもサブ4を狙える状況ではなく、ファンランで行こうと思いスタートしました。ハーフで2時間越えていたので、サブ4ができるなんて思っていなかったんです。それから徐々にペースが上がって、今まで感じたことがないくらい楽しく走れたんです。残り5キロになり、「サブ4行けるんじゃない?」と気が付いてからは逆に怖くなりました。もう心臓バクバクで辛い練習を思い出しながらラストスパートし、ギリギリサブ4を達成することができました。 憂鬱だった練習会 RETOに入ったのは、昨年のベルリンの後の11月です。インスタで、みなさんがPBを更新するのを見て入りたいと思い、私はサブ4を達成する目標があったので応募しました。最初は、すごいところに来ちゃったなと思いましたね。練習のメニューが出ると今まで経験した練習会のサブ4レベルのメニューと比べると明らかに速い設定で「私には絶対に無理」と思い、毎回行くのが憂鬱になりました。練習もコンプリート出来るわけがなく、一時は心が折れて辞めたいと思い、聖也さんとタムケンさんにどうしたら良いか相談したこともありました。 身に染みて感じたこと 私は、公式練習会も仕事の都合などで毎回参加できるわけでもなく、公式練習会以外の練習や飲み会もほとんど参加したことがありません。こんな私がMVPを頂いてよいのか、正直驚いています。そんな私でも、練習会に行くと神野さんはじめ、みなさんが気にかけて声をかけてくれたり、聖也さんがメニューのアレンジをしてくださったり、何よりキツいメニューをやり切った後の達成感は格別で、頑張って練習に来て良かったと毎回思いますし、みなさんの優しさに触れ、心折れながらもRETOを続けてきて本当に良かったと思います。サブ4を達成できたのはRETOのみなさんときつい練習のおかげだと身に染みて感じました。 マイペースで走りつづける ―なぜ、走るのですか。 走るのが好きだからです。それに走った後の達成感ですね。どんなに遅くなってもゴールしたら「やった。次も頑張ろう」って感覚になれるので。それに走っているとポジティブな思考になるんです。音楽を聞きながらジョグしていると自分の世界に入って、アイデアがたくさん出て来て、仕事をがんばろうって思えるんです。生活のあらゆる面を豊かにしてくれるので、これからも自分のペースで走っていきたいと思います。
ワールドマラソンメジャーズ6大会走破が目標
RRC member interview text:Shun Sato 第10クール Cチーム(目標:フルマラソンsub4時間00分)MVP YURIさん コロナ禍でのスタート 私が走り始めたのは、コロナ禍で在宅勤務になったのがキッカケです。 運動不足を感じていたのでジムに行くようになり、最初は筋トレをしていたんですけど、トレーナーさんに「ジムに来ない時は有酸素運動をした方がいいよ」といわれて、ランニングを始めました。 ホノルルマラソンの衝撃 最初は、5キロを30-40分ぐらいかけて走っていたのですが、徐々に楽しくなって、それをトレーナーさんに伝えたら「マラソンに出てみたら」と言われて。その時、初フルはホノルルと決めました。制限時間がないですし、しかも大好きなハワイだったからです。ただ、その年はコロナ禍の余波で行けなくて、翌22年にホノルルマラソンを走りました。スタート地点でアメリカ国歌を黒人女性が赤ペラで歌ってすごく盛り上がって鳥肌が立ちました。海外のあのテンションのレースを経験したので、それから海外レースにまた行きたいと思うようになりました。運よく当選し、その3か月後に東京マラソンを走る事ができ、ワールドマラソンメジャーズの存在を知り、いつか6大メジャーを制覇したいと思うようになりました。ベルリン、ロンドン、ニューヨークには出たので、あとはシカゴとボストンを走り、ワールドマラソンメジャーズの6大会を走破するのが今の目標です。 ベルリンで壁を越える ベルリンはレース当日、15度ぐらいでとても良いコンディションでしたが、夏の間の練習の内容から、とてもサブ4を狙える状況ではなく、ファンランで行こうと思いスタートしました。ハーフで2時間越えていたので、サブ4ができるなんて思っていなかったんです。それから徐々にペースが上がって、今まで感じたことがないくらい楽しく走れたんです。残り5キロになり、「サブ4行けるんじゃない?」と気が付いてからは逆に怖くなりました。もう心臓バクバクで辛い練習を思い出しながらラストスパートし、ギリギリサブ4を達成することができました。 憂鬱だった練習会 RETOに入ったのは、昨年のベルリンの後の11月です。インスタで、みなさんがPBを更新するのを見て入りたいと思い、私はサブ4を達成する目標があったので応募しました。最初は、すごいところに来ちゃったなと思いましたね。練習のメニューが出ると今まで経験した練習会のサブ4レベルのメニューと比べると明らかに速い設定で「私には絶対に無理」と思い、毎回行くのが憂鬱になりました。練習もコンプリート出来るわけがなく、一時は心が折れて辞めたいと思い、聖也さんとタムケンさんにどうしたら良いか相談したこともありました。 身に染みて感じたこと 私は、公式練習会も仕事の都合などで毎回参加できるわけでもなく、公式練習会以外の練習や飲み会もほとんど参加したことがありません。こんな私がMVPを頂いてよいのか、正直驚いています。そんな私でも、練習会に行くと神野さんはじめ、みなさんが気にかけて声をかけてくれたり、聖也さんがメニューのアレンジをしてくださったり、何よりキツいメニューをやり切った後の達成感は格別で、頑張って練習に来て良かったと毎回思いますし、みなさんの優しさに触れ、心折れながらもRETOを続けてきて本当に良かったと思います。サブ4を達成できたのはRETOのみなさんときつい練習のおかげだと身に染みて感じました。 マイペースで走りつづける ―なぜ、走るのですか。 走るのが好きだからです。それに走った後の達成感ですね。どんなに遅くなってもゴールしたら「やった。次も頑張ろう」って感覚になれるので。それに走っているとポジティブな思考になるんです。音楽を聞きながらジョグしていると自分の世界に入って、アイデアがたくさん出て来て、仕事をがんばろうって思えるんです。生活のあらゆる面を豊かにしてくれるので、これからも自分のペースで走っていきたいと思います。